骨盤のゆがみ

骨盤のゆがみは外側だけの問題では決してありません。
ゆがみによるホルモンのバランスや自律神経の乱れにより、生理痛が重くなったりや生理不順などの産婦人科系のトラブルにもつながる場合があります。
また、老廃物の流れが悪くなり、肩こりや頭痛、むくみや腰痛などの原因にもつながります。

背骨を支えている重要な部分が骨盤になります。
その骨盤がゆがんでいれば、全身の筋肉のバランスが崩れやすくなり、下半身太りなど見た目にも影響がでる場合があります。
骨盤のゆがみにより身体のバランスが悪くなり、代謝が悪くなることでいつも通りの行動を取っていたとしても、ダイエットの運動を始めても痩せにくい体質になってしまいます。

骨盤がゆがむことは身体のさまざまな不調につながるといえるのです。

骨盤のゆがみの原因の大半は日常生活のくせや習慣によるものです。

足を組んで座る、同じ方向ばかりで寝てしまっている、同じ肩ばかりに鞄をかけているなど身に覚えはありませんか？
そういった普段の何気ない行動の毎日の積み重ねで骨盤はゆがんでいきます。

またそれだけではありません。
スポーツをしている方でも骨盤のゆがみの原因を作っていることがあります。
なぜなら、偏った姿勢や行動を長く繰り返してしまうためです。

人間は無意識の内に利き手と反対の方向へとバランスを取るために傾きます。
つまり、常に傾いた姿勢を取っているようなものです。

また、骨盤のゆがみの原因として大きく知られているのは出産です。
出産時に骨盤が大きく開いてしまう事でゆるみ、ゆがみが生じてしまいます。

骨盤をゆがませないようにする一番のポイントは、原因をしっかりと見極めることです。

同じ方向で寝てばかりいる方は寝返りをうってみたり、同じ肩ばかりで荷物をかけている方はいつもとは違う肩の方へやってみましょう。

一日の中で座る時間が多い方もいらっしゃると思います。
その中で気を付けて頂きたいのは座る姿勢です。
「骨盤をたてるように座る」ことを意識してみましょう。

背もたれに深く腰掛けていたり、背中を丸めて座ってしまってはいませんか？
それでは簡単に骨盤のゆがみの原因を作ってしまっています。
椅子に深く掛けず、頭の上から糸で引っ張られるようなイメージで背筋を伸ばし腰かけてみて下さい。

また、つい背もたれに背を預けて座ってしまわれている方は背中にクッションやバスタオルを挟むことで背もたれと身体の隙間をあけることも効果的です。