交通事故のマメ知識 その20
交通事故
こんにちは。
【交通事故治療】でご好評頂いております、東京都 練馬区 石神井公園駅前、クオラ整骨はり灸院の【院長 中川 学】です。
相手が信号無視なのに、私が賠償するの?
あらゆる交通事故において、
信号無視の事故に限らず、
加害者は被害者に対して損害賠償の義務を負うことが
民法709条により規定されています。
しかし、交通事故で加害者が100%悪いということは少なく、
被害者においても一定の責任がある場合が多いといえます。
それは信号無視での事故においても例外ではありません。
■相手の信号無視で、裁判に勝てない時!?ってどんな時?
たとえば、あなたが車を運転していて、
交差点などで、赤信号を無視した車に衝突されたとします。
当然、悪いのは信号を無視した相手となります。
信号に従ったあなたには何の過失もないはずです。
どうやら、相手の車はちゃんと任意保険に加入していたようです。
だったら、相手の任意保険会社に
お怪我や壊れた車の賠償をしてもらって一件落着になる。
と、普通は思います。
しかし、恐ろしいことに世の中には、
相手が赤信号を無視したという確かな記憶があるのに、
50:50の過失割合で示談(和解)せざるを得なかった、
というような事件が山ほどあるのです。
交通事故においての裁判は、証拠が全てとなります。
最初に書いたような事故が起きてしまった場合、
「相手が信号無視を認めているか否か」
でその後の展開は大きく変わります。
相手が信号無視を認めれば何の問題もないのですが、
そうでない場合には、
何とかして交渉で相手を説得するか、
またはこちらが賠償請求を諦めるか、
あるいは訴訟・調停(もしくは紛争処理センターの利用など)
によって決着を付けるしかなくなります。
しかしあなたには、相手が信号無視をしたという確かな記憶があります。
果たしてこの状態で、問題なく裁判に勝つことができるでしょうか?
残念ながら、答えは「非常に難しい」という答えになります。
裁判所でも紛争処理センターでも、
事故の当事者の言い分が食い違っている場合には、
客観的な証拠を重視します。
表現は悪いですが、
人間はその気になればいくらでも作り話ができるので、
当事者の発言はあまり信用されないのです。
その為、あなたも相手も「アイツが信号を無視した」と言い合っていて、
他に何も客観的な証拠が無い場合には、
双方痛み分けの「50:50」という、
非常に納得しづらい結果となってしまうのです。
※過失割合は他の数値もあり得ますが、
少なくとも「あなた0:相手100」という結論にはならないでしょう・・・
■どうすれば良いの?
まずは、上記のような、理不尽な結果にならないように、
客観的な証拠を集めましょう。
よく訴訟の現場で見かける証拠としては、
① 警察が作成した実況見分調書・物件事故報告書
② 警察が作成した信号のサイクル表
③ 保険会社(リサーチ会社)が作成した調査報告書
しかし、上に挙げた証拠について注意が必要なポイントは、
「事故発生のジャストその時」の信号の色は証明できないということです。
では、どのような証拠がベストになるのでしょうか?
答えは、ドライブレコーダーです。
過去の交通事故における訴訟や裁判で、
「ドライブレコーダーさえあれば、一発で決着が付くのに・・・」
という判例が非常に多いそうです。
しかし未だに、
多くの方々がドライブレコーダーを取り付けないでいるのが現状です。
今は、相当に廉価なドライブレコーダーも出回っていますし、
多少機能に劣るものであっても、証拠としては十分強力となります。
安いものでも構いませんから、
今すぐにドライブレコーダーを取り付けることをお勧めします!
交通事故で相手との言い争いになってしまい不安を覚えたら、
すぐにでもプロにお任せするべきでしょう!
当院では交通事故に強い弁護士と連携がとれております。
まずはご一報いただけますと幸いです。
練馬区 石神井公園の整骨院
クオラ整骨はり灸院
東京都練馬区石神井町3-20-20 SKビル1階
03-3996-0111